Shinobu Koizumi

Some Office Designs

オフィス/提案


Some Office Designs

マンションの中の2フロアを使用したメゾネットタイプのオフィスです。部屋の中央の階段室によって分断されていた室内を視覚的に一体化するために、階段周りの壁を取り除いてガラスで被覆し、ショーケースのような「見せる階段」にしています。こうすることで圧迫感が減って部屋が広く感じられ、窓からの外光が部屋全体にとどきやすくなります。階段下の空いたスペースはコピー室として使用し、階段をはさんだ両壁面に事務デスクおよび収納を用意しています。


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ビルの一室を改装したオフィスです。老朽化した物件で採光性も低く暗くなりがちな室内を、天井をスケルトン化して躯体・配管ともに白く塗装、壁には白のブリックタイルを貼ることで明るい空間にしています。奥の窓側にはデッキを作り、読書などをする休憩スペースを設けました。窓の向こうは隣のビルがすぐ間近にあって景色が見えないので、偉人の名言(スティーブ・ジョブズ)を型抜き塗装したブラインドをとりつけてふさいでいます。


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町工場を思わせるトタン板の天井の下に図書館の勉強机のようなデスクを整然と配置した「インテリジェントファクトリー」としてのオフィスです。業務への集中力を高めるため、視界に余計なものが入らないように室内は黒をベースに暗めに仕上げています。デスクへのライティングはホーロー製のペンダント照明によってもたらされ、加えてトタン板が環境光を反射して照度を補います。またデスクには隣や向かいの席との境いに間仕切りを設けることでパーソナルなワークスペースを確保し、スタッフそれぞれが自分の業務に没頭することが可能です。


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決まった席を持たずに気分や用途に応じて好きな場所を選んで仕事をする、いわゆるフリーアドレス形式のオフィスです。カフェ風のテーブル席はちょっとした打ち合わせに、窓側のラウンジチェアには一人で業務に集中したい時に、そして中央の六角形のデッキ席には電動ブラインドによるパーティションが備えてあり、開閉させて視界を操作することによりこの場を執務デスクとしてのみならず会議室としても使用することができます。


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壁の代わりに四方全てをバーチカルブラインドで覆い、部屋として用いた受付エリアです。このバーチカルブラインドは人感センサーと連動しており、部分的に開いて出入口が現れます。面体のカウンターとベンチは人工大理石製で、ベンチの中央はプランターになっています。


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廊下や隣のテーブルとの間をストリングスカーテンによって柔らかく区画した来客エリアです。採光の良好な窓際一帯を廊下の黒とは対照的に白い素材によって仕上げることで明るくクリーンな空間になっています。機密保持の必要がないミーティングや商談の場合、光や音を遮らないストリングスカーテンは企業の透明性を明確にアピールします。

クライアント:株式会社ブレインズ・ネットワーク