思索と試作
オリエンテーションと現場調査をもとに、具体的なデザイン作業の段階に入ります。その施設に必要な機能や人の通り道である動線、クライアントの要望などを反映しながら空間を考えていきます。この際、僕は手作業のレイアウト・スケッチ・模型などと、PCで作る3DCGを並行してすすめます。
まずは既存施設の意匠や造作を取り除いた裸の状態の空間を作ります。
レイアウトやスケッチをシャーペンでラフに描きながら考えていきます。
アイデアを3DCGで検証します。求める結果と異なる場合は再考します。付け加えたかと思えば取り除き、いろいろな角度から眺めて実際にこの空間に立っている状態を想像します。このように手描きで思考、CGで検証を繰り返します。
徐々に色や質感の検証もはじめていきます。いろいろなパターンをためしてベストを探ります。
模型も作って検証します。CGはやり直しが容易で作業するには便利ですが、実物の臨場感にはかないません。
いずれにせよ、描いたり作ったりしてみてダメだったらやり直す、を繰り返して理想に近づけていくのです。
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